Easter parade

4月12日。それはイースター。島の住民たちはカラフルなタマゴの衣装に身を包み、この春の祭典を楽しんでいる。

ところで、この島にイースターの風習はなかったはずだ。というか、つい最近までここは無人島だったのだ。どうしてこの島でイースターが始まったのか。

話は4月1日に遡る。

なんかやばそうな奴がいる

うさぎだ。とてつもなく偽物感が漂ううさぎがこの島に上陸していた。ラッキーバニーのぴょんたろうと明るく名乗るが、目が笑っていない。何を企んでいるのだろうか。というか、後ろにジッパーがついている。開けたい。

怪しまれるといけないのでうさぎに扮して近く

ぴょんたろうと名乗るこの胡散臭いうさぎの着ぐるみは、この島でイースターを開きたいと考えているようだ。4月12日に向けてこの島のイースターの飾り付けを手伝って欲しいという。何を飾れば良いかと尋ねると、DIYレシピを隠したから見つけて作れとのこと。材料も隠しているらしい。

めんどくさい。帰れ。

よく見ると桜の木にタマゴが実るという怪現象が起こっていた。まさかと思い、桜スポットを見ると、案の定、タマゴによる汚染が始まっていた。慌てて揺り落とす。地面にもタマゴが埋まっている。ぴょんたろうが埋めているに違いない。しかも、あいつは私がタマゴをしっかり集めているか監視しているようだった。魚を釣ったと思いきやタマゴ。あいつ、着ぐるみなのに海にも潜れるのか…。

化石かと思えばタマゴ。風船が飛んできたらタマゴ。魚を釣ったと思えばタマゴ。この島はぴょんたろうによるタマゴの阿鼻地獄と化した。この状況を打破し、改善していくのは、島民代表の私の務めである。他の住民が気づく前にタマゴを回収する日々が始まった。

たくさんタマゴを拾ったことにより、タマゴの衣装のDIYレシピを思いつく。私は服飾も可能だった。新たな一面の発見に興奮しながら、5色のタマゴコーデを完成させた。

そして、いくつものイースター家具のレシピを獲得。

とても快適な部屋が完成した。何もない殺風景な部屋にドレッサーとクロゼットが置かれ、これまで作ったタマゴコーデやマイデザインの服と帽子が飾られた。とてもカラフルなタマゴが散りばめられ、部屋の中央には人をダメにするタマゴベッドが置かれた。

風の便りによると、私の故郷では流行病が猛威を振るっており、人々は家に閉じ篭って生活しているという。私も今日はこの部屋で1日を過ごしてみようか。

そして、4月12日を迎えた。

みんな楽しそう!頑張って準備した甲斐があった。

ぴょんたろうを見返すことができたと思い、早速マウントを取りに広場へ。

意外と素直に褒められた。そしてまんざらではない私。

まだ未開拓部分が多い島なので、とりあえず広場の周りだけの飾り付けとなったが、島中を走り回り、DIYに勤しんだ努力が報われた。

後日、この日を忘れないために、博物館の前にイースターの広場を作った。あの楽しい日々を思い出しながら、ここでミニライブを催そうか。

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